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2011年09月 アーカイブ

はじめまして!


今日からブログをはじめます。


このブログでは主に外国に関することや、おすすめの海外ツアーなどを紹介していく予定です。


どうぞよろしくお願いします。


わたしは、各国留学生のなかではただ1人イギリス史の専攻で、講演のあと少々専門的な質問をしたためか、パーティーではおおくの人びとに歓迎され、取り囲まれました。


そのなかで留学生への暖かい心遣いからでた質問であったと思うのですが、「イギリス料理はおいしいですか」とたずねられました。


「はい、おいしいと思います」といっておけばよかったのに、つい口を滑らせて、「イギリス料理はまずいと思う」といってしまいました。


・・・しかも悪いことには、調子にのって、「イギリス料理がまずいのは、ご婦人がたに調理の工夫が足りないためではないか」としゃべってしまいました。


そこにはおおくの婦人も出席していたから、ちょっとした騒ぎになりました。


海外旅行でイギリスへ


・・・さすがユーモアの国イギリスだと思いました。


すかさず1人の紳士が、「ここにいらっしゃるご婦人がたはべつである」とやってのけたので、大爆笑のうちにその場はおさまったのです。


あとで、「確かにあなたのいうとおりです。料理は中国料理にかぎる」とわたしの耳もとへ、とりなしかたがた告げにきた紳士があったところをみると・・・


イギリス人のなかには、内心自分たちの食べている料理に飽き足りない思いをしている人もいないわけではないのですが、とかく味覚というのはもっとも保守的で愛国主義的になりやすいものです。


海外旅行でイギリスを訪れたことがある方ならきっとおわかりになるでしょう。


ギッシングは「イギリスの食物は質において世界最上で、また健康的で美味なのだ」と自慢しているように・・・


おおくのイギリス人はイギリス料理が最上のものであると思っています。


ところが、むかしからイギリス人は調理法に工夫が足りないといわれてきました。


じつは130年も以前に出版されたイギリスの婦人雑誌『ファミリー・エコノミスト』誌1848年1月号に興味深い話が載っています。


海外に行くのなら・・・


ナポレオン戦争でイギリス、フランス両軍が対峙したスペイン戦線でのこと・・・。


両軍はともに食糧の補給に困っていたなかで、フランスの兵力は不思議にイギリス軍よりも強力でした。


どうしてフランス兵が強い戦力を保持できたか。


その秘密は戦場での調理法にフランスが優っていたからです。


たとえばイギリス兵の調理法は、肉の塊りをただ石炭の火であぶるだけで、大部分を黒焦げの灰にしてしまうのに対し・・・


フランス兵は肉を小間切れに切って、それを叩き伸ばし、パンやそこいらから掻き集めてきた葉っぱや野菜とともにシチューにし、塩や胡椒で味をつけます。


そうすることによってとぼしい材料でスタミナ料理をつくり、しかもおおくの兵士に分配できたというわけです。


こうした野戦料理の教訓は、収入のとぼしい労働者の家庭でも生かす必要があるというのが、当時のいわば「暮しの手帖」であった『ファミリー・エコノミスト』誌を貫く立場でした。


海外に行くならイギリス、フランス・・・


どちらにしようか迷ってしまいますね。

フランスへ海外旅行


安い材料でいかに健康的で美味しい料理がつくれるかという、庶民のための献立が毎号掲載され・・・


下層中産階級の主婦のあいだで人気を博したのです。


こうしてイギリス料理の特色となる煮こみとパイとプディングを中心とする家庭料理の伝統ができあがります。


それはほぼビクトリア中期のことで、そうした家庭料理の集大成がビートン夫人の『家政読本』(初版1861年)です。


本書はその後、イギリスやアメリカ婦人のあいだで「料理のバイブル」として人気を博し、何回も改訂を重ね、版を重ねて現代にいたっています。


いっぽう、イギリスの貴族のあいだでは、17~18世紀以来、料理といえぼフランス料理でした。


とくにフランス革命後・・・


フランスの貴族が抱えていたシェフのおおくが、亡命先をイギリスの王室や貴族に求めたために、フランス料理の伝統はイギリス上流階級にうけつがれていきます。


海外旅行でフランスを訪れたら、ぜひこのことを思い出してみてください。


海外旅行する前に・・・


ナポレオン戦争でイギリスがフランスに大勝したにもかかわらず、料理文化では逆にフランス料理に屈するというのは・・・


イギリス人としていかにも悪塊に堪えなかったにちがいません。


ナポレオンの軍隊をウォータールーの戦いで破ったイギリスの英雄は、ウェリントン公爵です。


そのウェリントン公爵家が雇ったのは、フェリクスというフランス人シェフで、シェフのなかでももっとも腕ききの1人でした。


しかしフェリクスはまもなく、ウェリントン公爵の味覚オンチに愛想をつかして辞めてしまいました。


そのときのかれの言葉が振るっています。


「自分は腕によりをかけて、他のシェフが羨むほどの最高級のディナーをつくって公爵に差しあげたが、公爵は美味しいともなんともいわなかったのだ。


それではと試しに、今度は料理女が適当にこしらえた、ひどいディナーを供してみたところ、それに対してまずいともなんともいわなかったのである。


公爵がどんな偉大な英雄であるにしても、自分としてはそのような不粋な主人のもとではとても暮らしてゆけない」と・・・。


海外ツアーで外国へいくのなら、その国の歴史や文化を下調べしてから行くとさらに楽しい旅行になるでしょう。

中華料理を食べに行こう!


ウェリントン公爵は果たして、シェフが嘆くほどの味覚オンチであったのか・・・


それともフランス料理にうつつを抜かすイギリス貴族社会の風潮に、意地を張って抵抗していたのか・・・


さぞかしウェリントン公爵の心のなかは、複雑であったにちがいません。


それにしてもビクトリア女王をはじめ、貴族の催す正式の晩餐会のメニューといえば、フランス料理と決まっていたのです。


いまでも、たとえばロンドンのコンノート・ホテルでは、19世紀末そのままのフランス料理が、こまかなサービスとともに味わえます。


海外旅行でここを訪れるのなら、ぜひ一度足を運んでみてください。


さて、では次に中国について書いていきたいと思います。


しばしば冗談に、二足のもので食べないのは両親だけ、四足のもので食べないのは机と椅子だけ、飛んでいるもので食べないのは飛行機だけ・・・


・・・といわれる広東の料理には、広大な中国の味の、ほとんどが集約されています。


食べものに関して書くのだけれども、まず漫才の話からはじめさせていただきます。


中国の漫才は、「相声」とよばれています。


「包祇」はフロシキのことでありますが、漫才用語では、隠されている笑いのネタのことをいいます。


・・・それは、ひとつの漫才において、いくつか設定されており、最後にあたかもフロシキ包みを解いて中味をみせるかのように、パッと暴露して人びとを笑わせるからです。


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